HANA

日本には、春夏秋冬の四季だけではなく、二十四の節気と、 七十二もの候という季節があります。

 

 

 


 

 

 

 

 

 第64候 『乃東生ず』

   (なつかれくさしょうず)

新暦ではおおよそ 12月22日〜12月25日ごろ

 冬至 初候『乃東生ず』:うつぼぐさの芽がでてくるころ。

 

 

 

 

 

  柚子と柚子湯

           
 ほっけ

 

冬至といえば柚子湯。体を温めて、かぜ知らず。


この習慣は、冬至と湯治の語呂合わせからともいわれますが 、

 

かつては一年のはじまりだった冬至に、柚子の香りや、薬効で体を清める、

 

禊の意味があったともいいます。

 

初夏に白い花を咲かせ、秋に黄色い実が成る柚子。

 

冬の鍋物や焼き魚によく合います。

   
 

 

 

 

 

 

 第65候『麋角解つる』

   (しかのつのおつる)

   新暦ではおおよそ 12月26日〜12月30日ごろ

 

 冬至 次候『麋角解つる』:大鹿の角が抜け落ちて、生え変わるころ。

 

 

 

 

 

              

 小晦日 こつもごり

 

 

十二月三十日は小晦日、三十一日は大晦日という呼び方がありますが、

 

つごもりとは、月が隠れる、月籠もりのこと。

 

月齢で数える太陰暦では毎月末日は新月のころで、つごもるにあたります。

 

ちなみに二十九日の九は「苦」を連想させるため、

 

大掃除は二十八日までに澄ませることとされていました。

 

正月の準備を整えて、明日は大晦日、おせちの準備にもう一息。

   
 
 

 
 

 

 

 

 

 

 

 第66候『雪下麦を出だす』

   (せっかむぎをいだす)

  新暦ではおおよそ 12月31日〜1月5日ごろ

 冬至 末候 『雪下麦を出だす』:降り積もる雪の下で、麦が芽を出すころ。

 

 

 

 

 正月


 

一月の正月と七月のお盆。半年に一度、収穫に感謝し、豊作を願い、

 

そして先祖を敬う儀式は、古い時代から行われていました。

 

正月にお招きする年神さまは、田の神さまであり、ご先祖さまでもあります。

 

旧暦では一日が新月、十五日が満月だったので、旧暦一月一日を大正月、

 

十五日を小正月として祝いました。

 

 

年神さまといっしょにいただく「おせち料理」は年神様へのお供え

 
 
 

 

 

 

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        * 主な参考文献 講談社 『日本大歳時記』 東邦出版 白井明大 著『日本の七十二候を楽しむ』