HANA

日本には、春夏秋冬の四季だけではなく、二十四の節気と、 七十二もの候という季節があります。

 

 

 

 


 

 

 

 


 第46候 『雷乃声を収む』

   (かみなりのこえをおさむ)

   新暦ではおおよそ 9月23日〜9月27日ごろ

秋分 初候『雷乃声を収む』:夕立に伴う雷が鳴らなくなるころ。
     入道雲から鰯雲へ、秋の空が晴れ渡ります。        

 

 

 

 

 

  おはぎとぼたもち

           
おはぎ

 

秋分の日にお供えするおはぎは、春にはぼた餅と呼ばれます。この二つは同じもの。

 

ただ昔は、秋に収穫したての小豆をそのままつぶあんにしたのがおはぎ。

 

冬を越して固くなった小豆をこしあんにしたのがぼた餅、という違いはあったようです。

 

春の牡丹、秋の萩に見立てて、牡丹餅、御萩と呼びました。

   
 

  ヒガンバナ

 
 

『日の落る 野中の丘や 曼珠沙華』 正岡 子規

 
 
 
 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 第47候 『蟄虫戸を坏す』

     (むしかくれてとをふさぐ)

   新暦ではおおよそ 9月28日〜10月2日ごろ

秋分 次候 『蟄虫戸を坏す』:虫が隠れて戸をふさぐころ。
巣ごもりの支度を始めます。 
     

 

 

 

 

 

 さんま

さんまとかぼす       

すべてが国産 天然物 というさんま。

塩焼きは絶品の秋の味です。

血液サラサラ成分のDHAはじめEPAなど良質なタンパク質や脂質も豊富。

焼きたてに、旬のカボスをしゅっと搾ってひと味アップ。

   
 
 
 
 
 

 タデ

 

『門前に 舟繋ぎけり 蓼の花』 正岡 子規

 
 
 

 
 

 

 

 

 

 第48候『水始めて涸る』

   (みずはじめてかれる)

  新暦ではおおよそ 10月3日〜10月7日ごろ

稲刈り

秋分 末候『水始めて涸る』:田から水を抜き、稲刈りに取りかかるころ。  
     たわわに実った稲穂の収穫の秋まっただなかです。

 

 

              

 稲の実り

稲穂

 

夏に花を咲かせたのち、実った穂が垂れ下がり、いよいよ稲刈りの時期が訪れます。

 

実りの早いものを早稲(わせ)、遅いものを晩稲(おくて)、

 

その間のものを中稲(なかて)と呼ぶそうです。

 

また水田で育った稲は水稲(すいとう)

 

水を張らず、畑で育てた稲は陸稲(おかぼ)といいます。

   
 

 ススキ

 
 

『 何ごとも まねき果たる すすき哉 』 芭蕉

 

 

 

 

    ←                  →
 

           

   

  初候   次候   末候

 

 

二十四節気•七十二候 一覧                       HOME

     

 

 

        

        * 主な参考文献 講談社 『日本大歳時記』 東邦出版 白井明大 著『日本の七十二候を楽しむ』