HANA

日本には、春夏秋冬の四季だけではなく、二十四の節気と、 七十二もの候という季節があります。

 

 立春とは、初めて春の兆しが現れて来るころのこと。
   新暦で2月4日から2月18日ごろ


 

 

 第3候 立春末候

『 魚氷に上る』(うおこおりにいずる) 新暦ではおおよそ 2月 14日~ 2月18日ごろ

 
 

  暖かくなって湖の氷が割れ、魚が跳ね上がるころ。

 
     
     

   春寒 はるさむ

   
 

立春になり暦の上では春。

けれど二月はまだ寒い季節です。その寒さをあえて春寒、


または余寒と呼びもう春だからこれは冬の名残なのだと 
 
暖かな春の到来を待ちます。

 

 
 

 

 

 明日葉 あしたば

   

伊豆諸島原産の明日葉は「今日摘んでも明日伸びてくる」ほどの

強い生命力で、食材はもちろんのこと 薬草に使われています。


旬は二月から五月。茎に含まれる黄色いねばねばした樹液

カルコキンは花粉症の予防にも。

 

 
 
 
 
 
 
 

 椿 ツバキ

 

 

 

椿は本来「山茶」と書くべき植物だそうです。山茶花の方は茶梅と書くのが正式だそうで、


中国で椿(ちん)というのはセンダン科の植物で、ツバキ科の植物でツバキとは

違うものだとか。ツバキの名の由来は「艶葉木」(ツヤバキ)から。


沙羅、あるいはシャラノキとも呼ばれ、「平家物語」で「沙羅双樹の花の色、

 

盛者必衰の理を顕わす」とうたわれたのは夏椿のことだそうです。

     
     
     
     
            
     

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        * 主な参考文献 講談社 『日本大歳時記』 東邦出版 白井明大 著『日本の七十二候を楽しむ』