HANA

日本には、春夏秋冬の四季だけではなく、二十四の節気と、 七十二もの候という季節があります。

 

 立春とは、初めて春の兆しが現れて来るころのこと。
   新暦で2月4日から2月18日ごろ


 

 

 第2候 立春次候

『 黄鴬見睨く』(うぐいすなく) 新暦ではおおよそ 2月 8日~ 2月13日ごろ

 
 

  春の到来を告げる鶯が、美しい鳴き声を響かせるころ  *上の鳥は目白

   

童謡唱歌  

♪ 梅の小枝でうぐいすが春が来たよと‥ ♪ と歌われる

鶯は春告鳥という別名があり、またその美しい鳴き声から

”おおるり” ”こまどり” と共に日本三鳴鳥に


数えられています。

 

 
     

  梅の開花

   
 

寒い早春を彩る梅の花は、寒さの中で百花にさきがけ開花します。

 

       
       
       
       
       

 


   梅を詠んだ歌は『万葉集』には多く、萩に次いで119首詠まれています。 

 

 『正月(むつき)立ち春の来らば、かくしこそ梅を招きつつ、楽しき(を)へめ』
                   
                作者: 大弐紀卿(だいにきのまえつきみ)

 
 

 『春されば、まづ咲くやどの、梅の花、独り見つつや、春日暮らさむ』
                   
                作者:山上憶良(やまのうえのおくら)

 
 

 うぐいすもち

 

こしあんを、青えんどう豆を挽いた粉でつくったうぐいす粉と

いうきな粉をまぶしたこの餅を豊臣秀吉を招いて開いた茶会の席に

たいそう気に入った秀吉が色、形からこの餅を 

「”うぐいすもち” と名付名づけよ」との一説があります。

 
 
 
 
 
     
            
     

 二十四節気•七十二候 一覧

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        * 主な参考文献 講談社 『日本大歳時記』 東邦出版 白井明大 著『日本の七十二候を楽しむ』