日本には、春夏秋冬の四季だけではなく、二十四の節気と、 七十二もの候という季節があります。
第13候 『玄鳥至る』(つばめきたる)
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清明 初候『玄鳥至る』:海を渡って、つばめが南からやってくるころ。 |
つばめ |
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冬を東南アジアで過ごしたつばめは、数千キロを越えて日本に渡って来ます。人家の軒下などに巣をつくり子育ての準備をはじめます。玄鳥(げんちょう)乙鳥(つばくろ)など呼び名はさまざま。 |
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ほたるいか |
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身が青白く光ることから命名されたほたるいか。大群が海面近くに現れ、光を灯す姿が見られる名所が富山湾です。富山の春の風物詩ともなっています。生で食べるのはもちろんのこと、醤油漬も。 |
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第14候 『鴻雁北へかえる』
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清明 次候 『鴻雁北へかえる』:暖かくなり、雁が北へ帰っていくころ。 |
しろつめぐさ |
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よく見られる、しろつめぐさ 別名クローバは基本的に葉は三枚葉がおおいです。 |
独活 うど |
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うどは特有の香りとほのかな苦味、そしてシャキッとした歯触りが持ち味の山菜です。全体が白い「軟白うど」と、緑色の「山うど」の2種類。スーパーなどで多く見られるのは軟白うど。これは地下で栽培するなど日光を当てずに育てるため、全体が白くなります。きんぴらや、和え物などもありますが ビールのあてに、うどの天ぷらのほろ苦さがたまりません。
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第15候『虹始めて見る』(にじはじめてあらわる)
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清明 末候 『虹始めて見る』:春の雨上がり、空に初めて虹がかかるころ。 |
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虹 |
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一般的に赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の7色が虹の配色です。太陽の光が、空気中の水滴によって屈折、反射 されるときに、水滴がプリズムの役割をするため7色が現れます。 |
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めばる |
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塩焼きや煮付けがおいしいめばる。三月後半から五月が旬。唐揚げするときは二度揚げすると、小骨まで食べられます。目が黒く澄んでいるものが新鮮。体調二十センチくらいまでが脂がのって美味しいです。 |
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* 主な参考文献 講談社 『日本大歳時記』 東邦出版 白井明大 著『日本の七十二候を楽しむ』